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私の弓
私の使っている弓はスネークウッドでできています。
楽器製作家の左邦夫さんに特別に作ってもらいました。重さが95グラムあります。
実は長らくペルソワという1800年代初期の弓を愛用していましたが、私の奏法の変化と共に、かなりな強弓だと思っていたペルソワに、いたわりが必要だと感じるようになりました。
もっと重く、強い弓で弾いてみたらどうだろう、という思いが膨らんではじけそうになっていたちょうどその頃、
イタリーの弓の作家「ファウストさん」に注文してあったバロック弓(ベートーヴェンの初期の時代のスタイル)が出来てきました。
(上:ボッケリーニの時代のスタイル、ファウスト作
下:ベートーヴェンの初期のスタイル、ファウスト作)
(上:ベートーヴェンの初期のスタイル、ファウスト作
下:ボッケリーニの時代のスタイル、ファウスト作)
とにかく重めに、と頼んであったので86グラムも有り、材料も、もちろん目の揃った美しいスネーク・ウッドでバランスも良く、
これならモダンも弾けそうだと思い、試してみたらどうでしょう!太く暖かい音が少しも楽器に負けずに響いたのです。
フェルナンブーコよりもスネーク・ウッドの方が質が高いかもしれない、スネーク・ウッドは密度も重さも有るし、スネーク・ウッドだったら目指す音が出せるはず!
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